2021年05月19日

フラットワウンドをアコギに張ってみた - ギター弦のハナシ

フラットワウンド弦という種類のギター弦があります。

一度も使ったことがありません。
40年前Ibanez GB-10というジャズギターを買った時、出荷時はフラットワウンドが張られていたはずですが。弾いた記憶皆無。

昨年、激安アコギ弦を買った時に、ショップで見かけて、一度使ってみたい!と衝動買いしました。
到着したものの。一体どのギターに張るの?
フラットワウンドって、ジャズギターに張るものと決めてかかっていたので。困りました。
以来、弦の予備隊に入ったままになっていました。

コロナ自粛も1年以上になり、レッスン以外にギターの出番が無くなってしまったので、多少、音色が変わってもいいや、と思いきって、Gibson J-160Eに張ってみました。
GHS 800 PRECISION FLATS
意外にも(?)すごく楽しめています。ちょっとインプレを書いておきますね。弦選びの参考にしてください。

楽器屋さんのアコギやエレキに普通張ってあるのは、ラウンドワウンド弦という種類の弦です。
フラットワウンドとの違いは、低音弦に使われる巻弦の違いです。
巻弦は、芯線に細い巻線を巻きつけて作ります。
ワウンドワウンド弦は、丸い断面の巻線を使い、フラットワウンド弦は、平たいリボンの巻線を使います。

そのため、フラットワウンド弦は手触りがツルッとしています。そして音色はラウンドワウンド弦よりもダークで、サスティン(音の伸び)が短いです。

と、ここまでは知っていたのですが。ここからは今回初めて知ったこと。
・昔(いつ?)は、エレキギターやエレキベースには、フラットワウンド弦を張るのが常識だったらしい。
・デビューした頃のビートルズは、フラットワウンド弦を張っていたらしい。

ジャズギター用っていうより、1950年代はフラットワウンドしか無かったのかもしれませんね。逆にラウンドワウンド弦がエレキギターで使われはじめたのはいつ頃なんだろう?

今回張ったのは、この弦です。
GHS 800 PRECISION FLATS
GHS 800 PRECISION FLATS

昔々boomersっていうghsの弦を時々使ってました。弦に磁気を帯びさせているので音がデカいとかの触れ込みでした。久しぶりのghs弦で、なんか懐かしいです。
袋から出すと、1-2弦がものすごく長い。そして4弦はとても短いという。何か意味があるのだろうか?
6弦から順に張っていくと、いつもは巻弦がビーン!と振動して、弦交換が楽しくなるところ、ボーンとしか鳴らない。特に5弦が死んでる。だんだん不安になってきました。

とりあえず全部張り終えて、チューニングして弾いてみたら。

ギブソンの音がするよ!

マーティンやフェンダーのキラキラした音とは全く違う。レコードで聴いたギブソンギターの音です。低音弦が1-2弦を圧倒しない、6弦全部が均等に鳴る絶妙のバランス。ストロークすると低音が伸びないので歌を全く邪魔しない。こんな音だったんだ、フラットワウンド。

ビートルズも使っていたとのことなので。ちょろっと弾いてみました。

同じゲージのラウンドワウンド弦より柔らかいかもしれません。今回011からのセットを張りましたが、012でも良かったなと思いました。あと5弦はやや死んでいます。ghsちょっと品質にムラがあるようですね。

レッスンで音出しするのが楽しみです。

amazonは、ghsは置いてませんでした。ダダリオならあるようです。
ダダリオ Jazz Light .011-.050 ECG24
ダダリオ Jazz Light .011-.050 ECG24


ギタースタジオ「アイレ」では、YouTube音源からでも、レッスンお受けしてますよ。
「これ、どうやってるんだろう?」っていう疑問解決をお手伝いします。

インターネットレッスンは、メールと動画でのレッスンです。
zoomやskypeでのリアルタイムレッスンではありません。
リアルタイムで無い分、ゆっくり何回もご質問いただけます。

お気軽にお問い合わせくださいね。



→白石つよしアイレギター教室のページです。よかったらのぞいてみてください(^^)/


白石つよしアイレギター教室


スポンサーリンク


guitarstudio_aire at 16:21│Comments(0)mixiチェック ギター弦のハナシ 

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔