2017年12月02日

ジストニアを防ぐ脱力と注力 - 健康になるギター

今年もまた寒くなってきましたね。昨年書いたことを今年も実践して乗り切ります。

冬を乗り切るあれこれ - 健康になるギター

自分の役にたつブログ!(^^) 新しいかも。

で、その中の「ぬくいもんば食う」を実践。先月オープンした福岡空港内の「ラーメン滑走路」に行ってきました。今回は期間限定で出店されている「五行」さんの、焦がし味噌ラーメン。

五行さんの焦がし味噌ラーメン


焦がし味噌と、焦がし醤油は、スープを最高に熱くして提供されるとのことで、既に口内をヤケドした友人を知っている私は、作戦をたてて臨みましたよ。

麺は普通の博多ラーメンより太めでしっかりした感じだったので後回し。まず、スープでご飯を楽しみます。濃厚だけど油っこくはなく、香味野菜が効いていて意外にスッキリです。黒いスープ内で行方不明になりそうな海苔を早めにご飯上に避難。ナルトは逆にスープの奥底に沈めます。

チャーシューと炒めたキャベツをご飯に乗せて食べると.....むむ!これは


回鍋肉!


さらに、半熟卵をご飯にのせて


TKG!


ひとしきり、ご飯を楽しんだ後で、ラーメンに移行。ノビにくい麺なので、こういう食べ方でも大丈夫ですよ。

ごちそうさまでした(^^)/

さて、今日のテーマは「ジストニアを防ぐ脱力と注力」です。 脱力ってよく言われるけど、どうやるのっていう疑問を一緒に解決しましょう。

ジストニアの原因は?

まず、ジストニアって何という方に。

ジストニアって? - 健康になるギター

ジストニアの説明にある「不随意で持続的な筋収縮」っていうのをごく簡単に言うと「力が抜けない」ってことです。

私で言うと、右手の中指と薬指がいつも巻き込んでます。手のひらの内側に筋肉が常に収縮してるようです。指を反らすように引っ張ると、内側に痛みが走ります。

で、なんで力が抜けなくなってしまうかというと、力を抜く習慣が無かったせいで、力を入れた状態が習い性になってしまったのですね。私の場合はアルペジオや、大きな音のラスゲアドの練習がきっかけではなかったかと考えています。

そこに、冷えなどによる循環器系の不調や、姿勢による神経の圧迫、演奏会などを控えた緊張など、いろいろな要素がからんで、結果としてジストニアと呼ばれる状態になるのではないかと思います。

ド素人がジストニアのメカニズムを語るのはこれくらいにして、次に脱力について、最近レッスンでよく説明していて、演奏にも手の健康にも効果的と思われることについて書いてみます。


いつ脱力するか?

脱力って何?ひとことで言うと「力を抜く」

でも、ふにゃふにゃした手では、弦を押さえることも、はじくことも出来ません。
力を抜くタイミングがあるということです。
ということは、力を入れるタイミングもあるということ。これを何て言うか分かりませんが、今回は「注力」って言ってみます。「入力」だとパソコン作業みたいなんで。

右手のタッチについて「右手の指(またはピック)が弦を離れた時に音が出ます」と説明しています。
脱力は、音が出た瞬間に起こります。弾き終わった時に、もし右手の指にまだ力が入っている方は、ほぼ確実にジストニアに向かっています(経験談)。

昔、タッチの説明をする時に「ピアノと違ってギターでは...」と言っていました。しかし考えてみると、ピアノも同じなのではないでしょうか?ハンマーが弦に当たって音が出た瞬間、腕や手や指が脱力するのでは?ピアニストにうかがってみたいです。打楽器の方にもうかがってみたいですね。

管楽器や歌もまた「音が出る=息を吐いている」わけで、これもまた脱力と言えないでしょうか。

演奏の中で、緊張と弛緩が交互にやってこないと、長く続けられないし、そういうリズムが無い音楽は不気味です。

じゃあ脱力が必要だとして、その抜く力はいつ入れるの?ということになります。


いつ注力するか?

ギターで言えば、右手の指を弦に置いて、圧をかけた時です。この圧のかけ具合、指やピックの深さや角度によって音質や音色が決まります。

いや、抜き方だろうと考える方もおられると思います。が、今回は「抜く=開放」ととらえ、その他の役割は持たせないようにしたい。それが出来るようになって初めて、抜くときのコントロールを試すことが出来るのではないかと思います。

管楽器だとタンギングですか。ピアノや打楽器だとどこなんでしょう。知らないことがいっぱいです。


ギターでの脱力と注力の実際

ギターは、左手で押さえて、右手で弾きます。
(レフティーの方ごめんなさい。左と右を読み替えてくださいね)

なので、左手の脱力と注力についても考えないといけません。私のジストニアが右手なものですから、右手のことばっかり書いてますが、ギター界では左手のトラブルの方が多いかもしれません。

単音を押さえて音を出すプロセスを書いてみます。

1.左手で、フレットの近くを押さえる。
2.右手を、弦の上に置く。
3.右手を、弦から離す。→発音
4.左手を、弦から離す。→消音
5.両手を、次の場所に向かって移動させる。

1と2を同時に出来ると、より早く弾けます。
2と3はしばしばゴッチャにされます。それが脱力出来ない原因になります。
右手は、2で注力し、3で脱力します。
左手は、1で注力し、4で脱力します。
5は、指よりも手、手よりも腕の大きな筋肉を使用します。このことは実は、1〜4も同じです。末端の弱い筋肉を酷使するよりも、元の強い筋肉を少し使う方が、負担が少ないです。てこの原理ですね。

脱力と注力を意識すると、最初かえってうまく弾けなくなってしまいますが、シナプスがつながって、私たちのAIならぬNIに組み込むことが出来れば、きっと楽に弾けるようになります。と信じて私もやってます。弛緩と緊張をコントロールするというのは、自律神経の安定にもつながります。

ギターを楽しんで元気になりましょう(^^)/




→白石つよしアイレギター教室のページです。よかったらのぞいてみてください(^^)/


白石つよしアイレギター教室


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guitarstudio_aire at 15:37│Comments(0)mixiチェック 健康になるギター 

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