2011年05月11日

耳コピ講座実践編 8 サックスソロを耳コピる

ギターソロの解説がなんとか終わったので(^^; あとはサクサクといきましょう。

まずは、楽曲をじっくり聴いてください。

0319b945.jpg題材にしている曲は,アリーバハイノーツ「Mucho Viento 強い風」私のオリジナルです(^^)/

(mp3ファイルへのリンク)



管楽器の耳コピをやりやすくするポイントは、音色と音域です。

同じ高さの「ド」の音でも、ピアノとギターとサックスとトランペットではだいぶ聞こえ方が違います。ギターでも、クラシックギターと強烈に歪んだエレキギターでは同じ音程には聞こえないかもしれません。

これに慣れるには、バンドスコアなどを見ながら音源を聞いてみるとかして、音と音程の対応を頭にたたきこむしかありません。無料のMIDIシーケンサーを手に入れて、ドレミファソラシドを打ち込み、それをいろんな音色で聞いてみるなんてものいいかもしれませんね。鍛えていくと、物が落ちる音からも音程を聞き取れるようになるらしいですよ(^^)


もひとつのポイントは、管楽器の音域です。
みなさんが小学生の時に吹いたリコーダーを思い出してください。
穴を全部おさえた「ド」からまず1オクターブを習いますよね。
私なんかそこで終わりましたが、裏の親指を半分空けると、そっから更に1オクターブ出せます。

サックスもだいたいこんな感じです。初心者で2オクターブ。中級者だと2.5オクターブ。上級者になるとフラジオ(倍音)を使ってもっと高い音まで出せます。

意外に狭いでしょ?ジョンコルトレーンだって使える音域はほぼ同じと思うと、音楽って楽器のスペックとは関係ないんだなあと思います。

このソロを吹いているのは、バリトンサックスです。低い「ド」がギターの一番低いEの半音下のEb。バリトンが出せる最低音はDbです。高い方は、そこから2.5オクターブとして、1弦の真ん中辺です。ギターソロの感覚でいうと、かなり低い音でソロをしていることになりますね。テナーサックスは、ギターでいうと5-8フレットあたりの音域、アルトサックスは11-14フレットあたりの音域です。ギターを使ってサックスソロを耳コピする時はだいたいその辺りで音を探すといいですよ。

86555189.jpgでは、サックスソロの出だしを譜面にしておきますね。これはバリトンサックス用の譜面になっています。ピアノやギターで弾く時は、これをヘ音記号の譜面と思ってもらうとOKですよ。

低い音は聴き慣れないんで違ってるかもです。AYAちゃんに聞いてみるかな。

サックスソロの耳コピは、ギタリストにおすすめです。フレーズの発想が違うので思わぬ発見はありますよ。


最終回は、ホーンアンサンブルを題材にしてハモリの耳コピについて書きますね。



1. イントロ
2. 全体像・構成・リズムを耳コピる
3. キーを判断する
4. テーマのメロディを耳コピる
5. コードを耳コピる
6. ギターソロを耳コピる(1)
7. ギターソロを耳コピる(2)
8. サックスソロを耳コピる〜 この記事です
9. ハモリを耳コピる

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guitarstudio_aire at 13:34│Comments(0)mixiチェック 耳コピ講座? 

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