2010年03月16日

ギターのチューニング究極の方法とは!?完全無料

ちょっと情報商材風のタイトルで行ってみました.

いや.実際,ギター教室の情報商材ってあるんですね.2万円とかするんですって?バリバリ弾けるようになるそうです.ちょっと欲しいかも.

...は,さておき.

今日はチューニングについて思ったことをちょっと書いてみます.
私がギター始めたころ,ギターのチューニング方法っていうと,5フレットを押さえて,隣の開放弦と合わせるっていうのが定番でした.その後知ったのが,5フレットと7フレットのハーモニックスで合わせるってやつ.あれは見た目がカッコイイのでもっぱらそれでやってましたね.

で,それらの方法の最大の問題点は「それでは正しい音程にはなりませんよ」ってことなんです.

ややこしい話はちょっと省きますが(今度私のホームページで詳しく書く予定です),特に初心者の方,平均律の音感が育ってない方は,この方法でチューニングしても,ギターが本来持っている正しい音程を作れません.

じゃ,どうするかというと,21世紀には素晴らしいものが発明されています.

fac486cf.jpgクリップ式のクロマチックチューナー.いろんなメーカーから出てますね.価格もずいぶん安いです.6本の開放弦を全部クロマチックチューナーで合わせてください.これが基本です.


な〜んや.当たり前やんか.読んで損した.


と思っている貴方は正しい.これからも正しい音程でよろしくです.こんな当たり前の事を偉そうに書くのには理由があります.

私自身が,音叉とハーモニックスでず〜っとチューニングやってて,ある日,管楽器の大先生と競演させていただいた時のことです「君はチューニングが悪い!」

すごい怒られました.やっかいなのは自分ではかなり気を使ってチューニングをやっていると思っていたからです.結局,競演コンサートは改善できないまま終え,重い宿題が残ってしまいました.ピッチの悪さは奏者として致命的です.

最初は,6本の弦の関係なのかと思いました.いろいろな合わせ方を試してみました.でも違いました.

で,わかりました.私は「平均律」の音程がとれてなかったのです.かといって素晴らしい純正律の音程だったわけでもなく,とっても中途半端なまま,わからんちん状態で演奏活動をしていたわけです.

大先生はレコーディング経験やいろいろな楽器との競演経験が豊富で,その中で,合奏する場合のピッチのとり方を熟知しておられたのです.当然ですけどね.

現代のギターはよほどのバッタもんでない限り,平均律で正しく鳴るように調整されています.ということは開放弦を正確に合わせることが何より重要なのです.フレットを押さえると物理的にピッチのずれを生じます.ギターの宿命です.それでも正しく演奏できるようにギターは調整されているはずですが,チューニングの時にその機能を使うのは危険です.ハーモニックスは純正律で鳴るので,それで合わせるのは平均律の楽器としては合わせたことになりません.

開放弦を正確に合わせましょう.それからEやCを弾いてみましょう.ちょっと変な響きがするかもしれません.そこが重要です.それが平均律のコードの鳴り方です.ギターが壊れてなければですが.

Eを弾いた時,3弦が高すぎると感じる貴方は正常です.それは純正律的な音の捉え方なんです.でも平均律では今鳴っている音が正解です.音感を育てましょう.

ここをスタートラインにして,そっから,フラメンコギター奏者がやっている調整とか,イーグルスのギタリストは1弦をちょっと上げ気味にするとか,バジーフェイトン方式がいいとか,そういうことを検討してもよろしいかと思います.でも基本は「ギターはピアノとおんなじ平均律の楽器」という事実を受け入れて,その鳴り方をじっくり聞くこと.耳の良いミュージシャンになりたいのなら必須ですよ.

そうそう.「家でチューニングしてきたので大丈夫です」っていうのも無しです(^^;




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guitarstudio_aire at 10:05│Comments(0)TrackBack(0)mixiチェック ギター弾き日記 

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