2011年10月

2011年10月02日

アストリアスの弾き方について

アルベニスの有名な曲「アストリアス」は元々ピアノ曲ですが,クラシックギターのレパートリーとしてもすごく人気がある曲です.今はそうでもない?(^^;

で,あれって出だしが,p指のメロディの間に,2弦のB音がず〜っと鳴る,いかにもスパニッシュ!なサウンドがかっこいいんですが,あの2弦をi指とm指の交互弾弦しろって楽譜に書いてあるんですよね.

あれが出来ん.

右手がついていかないとギターっていうのは楽しくないもんで,それ以来「アストリアスなんか弾けなくても問題ないもんね」とイソップのキツネのような発想になり,心の傷となって日々過ごしていました.おおげさですけど.

で,先日たまたま,昔の「現代ギター」をつらつら読んでいたら,イエペスは,2弦をiだけで弾くって書いてあるじゃないですか.

それでいいんかい!(怒)

記事を書いてる人も,「imの交互で弾くとその指の交換時にどちらかの指が1弦を弾いて雑音を発してしまうことがよくあります」だって.

.....なんだよお.....その通りだよお.....だからレパートリーに出来ないでいるんだよぉ.....

イエペスは「雑音を発してしまうこと」は多分無くて,音楽的にそっちの方がいいと思ってるんでしょうけどね.
アストリアスなんて北部スペインの地名がついちゃってますけど,曲想は,もろアンダルシア地方ですもん.ちなみに元々のタイトルは「レイエンダ(伝説)」です.

更に,さきほどのフレーズの中に,バンッてコードが鳴るところがあるんですが,イエペスはラスゲアドを使う.と.更に更に,コードの直前にテンポが落ちる演奏がよくあるけど,それはいけない.と.

読みながら「うんうん」とうなずいてしまいましたよ.なんだ.それでいいのか.クラシックギタリストの演奏は知る限りどれもそういう演奏ではないんで,てっきり自分の解釈がおかしいのかと思っていました.

イエペスはギター修行のために,フラメンコの伴奏もしばらくやってたって聞いたことあります.演奏技術ばかりでなく民謡の呼吸や,それをギターでどう表現するかっていうことを体験したのでしょうね.

作曲者の意図したことを再現するっていう演奏態度が最近では主流のようですが,それってどうなんだろうと時々疑問です.ていうか,それをやって何になるの?っていう.じゃ演奏者のあなたは何なの?っていう.ね.

禁じられた遊びをツーフィンガーで弾いたり,アルハンブラをトレモロ無しで弾いたりする,邪道ギター弾きのレパートリーがまた1曲増えそうです.しめしめ(^^)




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guitarstudio_aire at 08:03|PermalinkComments(4)TrackBack(0)mixiチェック ギター弾き日記